もう一度ツールを勝ちたい

ツール・ド・フランスがフィナーレを迎えて、とうとうヤン・ウルリッヒが沈黙を破りました。
スイスの新聞"Blick"のインタビューに応えたのですが、インタビュー全文は今のところBlick本紙にしか載っていないようですが、Webサイトにも記事の紹介がなされています。
http://www.blick.ch/sport/rad/artikel41463
ざっと読んだだけですが、引退するつもりはなく、自転車競技に対する情熱もある、「もう一回ツールを勝ったら辞める」(私はこれを「もう一回ツールを勝つまで辞めない」と読みたいんですが)、「キャリアにおいて一度たりともドーピングをしたことがない」と語っています。

このことをBildやSpiegel、ZDFなどドイツのマスメディアもWebで伝えています。
http://www.bild.t-online.de/BTO/sport/aktuell/2006/07/25/ullrich-interview/ullrich-interview.html
http://www.spiegel.de/sport/sonst/0,1518,428402,00.html
http://www.zdf.de/ZDFde/inhalt/19/0,1872,3960531,00.html

ウルリッヒは7月20日付で所属チームT-Mobileからの解雇をファックス一枚にて通告されていたのでした。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3075

自転車チームとしてのT-mobile自体も今構造改革を始めるところのようで、なんだかよく分からない。
これについてはtannnenbaumさんのところに詳しいです。
http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20060724#p1

ツール終了を待って、いろいろなことが動き始めてしまったのだなあ。全てができるだけいい方向に行くことを祈るのみですが、ウルたん案外太ってないわね。いや、しかしツール直前のあのシェイプから三週間でこうなったということは…