ツール・ド・フランス2006

petitfeminist2006-07-24

プロローグ前日に以前からごたごたしていたオペラシオン・プエルトで名前の挙がっていた選手・チームの自主的な欠場を求め、チームがそれを受け入れバッソウルリッヒヴィノクロフといった優勝候補が出場できなくなるという衝撃的なスタートとなった2006年のツールが幕を閉じました。
今でもこの三人(バッソウルリッヒヴィノクロフ)がいたらどうだったんだろうと思うと胸が痛いですが(特にヴィノはドーピングに関しては灰色ですらなくチームの他のメンバーが出場を停止すべきと発表され人数が足りなくてチーム出場取り消しという自体だったため…彼のツールにかける思いを考えると悲しかったです、いやいや他の二人だって…)、今年のマイヨ・ジョーヌ争いも熱く感動的なものでした。
しかし、総合優勝したランディスは素晴らしかった。大きな怪我(というか病気)を抱えながら、人として最大の力を出してマイヨジョーヌを勝ち取った姿はものすごくかっこよかったです。
山岳賞のラスムッセン、ポイント賞のマキュアンともどもプロの仕事。その体型の違い(ガリガリとムキムキ)をみても、普段から節制して努力してるんだなあと頭が下がります。パリの表彰台でのラスムッセンの赤ちゃんの赤玉姿は可愛かったなあ。そして、大人用の毎夜・ヴェールをそのままスポンと着せられているマキュアン息子も可愛い。新人賞のクネゴも子供いるんだよねえ。連れてくればよかったのにと思いますが、新人賞だから遠慮したのでしょうか?清純派?
そういえば総合二位だったオスカル・ペレイロも子供を連れてきてたのですがなんと赤ちゃん上半身裸!よっラテン系?あるいは赤ちゃん用マイヨ・ジョーヌなら用意してたのかしら?などと邪推してしまいました。
そして、ヤンを直前で欠いたT-mobileもよく頑張ったと思います。個人TTでのゴンチャールの二勝(完全制覇ですよ)と果敢に逃げたケスラーのステージ勝利。ケスラーは前日似たような状況で逃げが吸収されながらも、翌日も逃げたんだからすごい。後半ではガードーレールを乗り越える落車をしながらも(同じときに落車したカニャダとフェルブルッヘは二人とも骨折でリタイアしたのに)、レース復帰しちゃんと仕事をして完走、本当にすごいと思いましたよ。

取りとめなくなってしまいましたが、ウルリッヒも日記を更新しています。ツール最終ステージをテレビで泣き笑いしながら見守ったそうです。僕の「チーム」の成果を心から嬉しく思う。クレーデンの彰台だけでなく「ゴンチャールとケスラーのステージ勝利、チーム総合勝利も本当におめでとう、自転車選手ととしての心が高鳴ったと書いています。ウルリッヒのこれから、をファンとして見守りたいと思います。
まじめになっちゃったけど、これにて。J-sportsの放送は本当に楽しかった。「我らワールド」だけでなく他の実況解説陣も結構好きになってしまいましたよ。